白髪は、基本的に「抜くより切る」ほうが頭皮への負担が少ないと考えられます。切ると毛根を残したまま毛先だけを短くしますが、抜くと毛根から毛を引き抜くため、痛みや毛穴への負担が生じます。
なお、白髪を抜いたからといって、周囲の髪まで白髪になるわけではありません。ただし、抜いた毛根からは、再び白髪が生える可能性があります。
白髪を切る場合と抜く場合の違い
| 方法 | 髪への作用 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 切る | 毛先だけを短くする | 痛みが少なく、毛根への負担が比較的小さい |
| 抜く | 毛根から髪を引き抜く | 一時的に見えなくなるが、痛みや毛穴への負担がある |
白髪を切るメリットと注意点
白髪を根元近くで切ると、見えている白髪を目立ちにくくできます。毛根を傷つけにくいため、数本だけ処理したい場合は、抜くより切る方法が向いています。
ただし、切った白髪は毛根から伸び続けます。そのため、時間がたつと再び白髪が見えるようになります。切った断面が太くなったり、白髪が急に増えたりするわけではありません。短くなった毛が目につきやすくなることで、増えたように感じる場合があります。
白髪を切るときの方法
- 髪を乾かし、白髪の位置を確認します。
- 清潔な小型のはさみで、白髪を頭皮に近い位置で切ります。
- 頭皮や周囲の髪を一緒に切らないようにします。
はさみの先端を頭皮に押し付けると、けがをするおそれがあります。自分で見えにくい場所は、無理に処理しないことも大切です。
白髪を抜くメリットと注意点
白髪を抜くと、その毛自体は一時的に見えなくなります。しかし、毛根がなくなったわけではありません。毛根が残っていれば、同じ毛穴から再び髪が生え、白髪になることがあります。
何度も同じ場所の白髪を抜くと、毛穴や毛根に負担がかかります。痛み、赤み、出血がある場合は、そこで抜くのをやめてください。無理に引っ張ることで、髪が生えにくくなる可能性もありますが、どの程度影響するかは抜く回数や頭皮の状態によって異なります。
特に、白髪がまとまって生えている場合や、頭皮に炎症・傷がある場合は、ピンセットで繰り返し抜かないほうがよいでしょう。
白髪を抜くと増えるというのは本当?
白髪を1本抜いたことが原因で、周囲の髪まで白髪になるわけではありません。髪の色は、主に毛根にある色素を作る細胞の働きに関係しています。抜いた毛の周囲にある毛根まで、抜く行為だけで白髪になるとは考えられていません。
ただし、白髪が増える時期に抜くと、「抜いた後に白髪が増えた」と感じることがあります。これは、加齢などによって複数の毛根で白髪が生え始めた時期と、抜いた時期が重なった可能性があります。
切るか抜くか迷ったときの選び方
- 数本だけ目立つ:頭皮に近い位置で切る
- 広い範囲に白髪がある:抜かずに、部分染めや全体染めなどを検討する
- 頭皮に痛みや赤みがある:切る・抜く処理を控え、刺激を与えない
- 急に白髪が増えたと感じる:生活の変化や体調も含めて経過を確認する
白髪を目立たせたくないだけなら、毛根を引っ張らずに済む「切る」方法が基本です。白髪の本数が多い場合は、抜き続けるよりも、髪全体への負担や頭皮の状態を考えて別の方法を選ぶとよいでしょう。
白髪は切るほうが、抜くより負担が少ない
切る方法は毛根を残すため、痛みや頭皮への刺激が比較的少なく、数本の白髪を処理するのに向いています。抜く方法は一時的に白髪を隠せますが、毛穴への負担があるため、習慣的に繰り返すのは避けたほうがよいでしょう。
白髪を見つけたら、基本は抜かずに根元近くで切る。これが、白髪と頭皮の両方を考えた判断です。







