白髪と頭皮の乾燥にはどんな対策がある?

白髪と頭皮の乾燥にはどんな対策がある?

白髪と頭皮の乾燥は、保湿や洗髪方法の見直しで対策できます。ただし、頭皮の乾燥が白髪の直接の原因になるとは限りません。白髪は加齢や遺伝などが関係する一方、乾燥は洗いすぎ、刺激の強い製品、空気の乾燥などで起こることがあります。

白髪と頭皮の乾燥は別々に考える

白髪は、髪に色をつけるメラニン色素が十分に作られなくなることで生じます。年齢や遺伝の影響が大きく、頭皮が乾燥しているからといって、必ず白髪が増えるわけではありません。

一方、頭皮の乾燥では、つっぱり感、細かく白いフケ、かゆみなどが出ることがあります。まずは乾燥を悪化させない頭皮ケアを行い、白髪については無理に抜かず、必要に応じてカットや白髪染めなどで対応します。

頭皮の乾燥に効果的な対策

頭皮の乾燥対策では、洗いすぎや熱いお湯を避け、洗髪後に水分と油分を補うことが基本です。

1. 洗髪はぬるま湯で行う

熱いお湯は、頭皮を守る皮脂まで落とし、乾燥を招くことがあります。洗髪時は熱すぎないぬるま湯を使い、頭皮にシャワーを長時間当て続けないようにします。

2. シャンプーを頭皮に直接こすりつけない

シャンプーは手のひらで軽く泡立ててから、指の腹で頭皮をやさしく洗います。爪を立てたり、強い力でこすったりすると、かゆみや刺激の原因になります。

洗髪後に頭皮がつっぱる、ヒリヒリする、細かいフケが増える場合は、洗浄力が強すぎる可能性があります。使用量や洗髪回数を見直し、低刺激性をうたう製品を試す方法もありますが、製品が合わない場合は使用を中止してください。

3. シャンプーを十分にすすぐ

シャンプーやトリートメントが頭皮に残ると、刺激やかゆみにつながることがあります。特に耳の後ろや生え際、後頭部はすすぎ残しが起きやすいため、指で髪を分けながら洗い流します。

4. 洗髪後は早めに乾かす

濡れたまま放置すると、頭皮の不快感やにおいにつながることがあります。タオルで水分を押さえるように取り、ドライヤーは頭皮から適度に離して、同じ場所に熱を当て続けないように乾かします。

ドライヤーの冷風だけでは乾きにくい場合があるため、低温または中温の風を使い、最後に冷風を当てると熱がこもりにくくなります。

5. 頭皮用の保湿剤を使う

乾燥が気になる場合は、頭皮用のローションや保湿剤を使う方法があります。洗髪後など、製品に表示された方法で使用し、顔用・体用の製品を頭皮に使えるかどうかは表示を確認してください。

塗った後に赤み、かゆみ、痛み、湿疹が出た場合は使用を中止します。傷、出血、強い炎症がある部分には、自己判断で新しい製品を重ねて塗らないほうが安全です。

白髪を増やさないためにできることはある?

白髪を確実に防いだり、黒髪に戻したりする方法は、一般的な頭皮ケアだけでは断定できません。白髪には加齢や遺伝など複数の要因が関係するためです。

ただし、髪と頭皮の状態を保つために、極端な食事制限を避け、たんぱく質やビタミン、ミネラルを含むバランスのよい食事を心がけることは大切です。特定のサプリメントを飲めば白髪が改善するとは限らないため、不足が疑われる場合は医療機関で相談してください。

白髪を見つけても、根元から繰り返し抜くのは避けましょう。白髪を抜いても、その毛穴から生える次の髪が黒くなるとは限らず、無理に抜くことで毛穴や頭皮を傷つけることがあります。気になる場合は、根元付近でカットするか、髪や頭皮に合う白髪染めを検討します。

白髪染めをする場合の頭皮の乾燥対策

白髪染めは、製品に含まれる成分によって頭皮に刺激を感じたり、かぶれが起きたりすることがあります。頭皮が乾燥している、赤い、傷がある、強いかゆみがあるときは、染める前に使用を見合わせることが大切です。

  • 使用前に、製品の説明書どおりのパッチテストを行う
  • 指定された放置時間を超えて使用しない
  • 頭皮に傷や湿疹があるときは使用しない
  • しみる、痛い、赤くなるなどの異常があれば、すぐに洗い流す
  • 使用後は薬剤が残らないよう、十分にすすぐ

以前問題なく使えた製品でも、後からかぶれが起こることがあります。顔や首まで赤く腫れる、強いかゆみや水ぶくれが出る、息苦しさがあるといった場合は、使用を続けず、症状に応じて早めに医療機関へ相談してください。

乾燥ではなく、別の頭皮トラブルの可能性がある症状

細かく白いフケだけでなく、次のような症状がある場合は、単なる乾燥とは限りません。

  • 赤みや腫れがある
  • 黄色っぽく、べたつくフケが出る
  • 強いかゆみや痛みが続く
  • 湿疹、かさぶた、出血がある
  • 抜け毛が急に増えた
  • 保湿や洗髪方法を見直しても改善しない

このような場合は、皮膚炎など別の原因が隠れている可能性があります。市販のケアを長く続けて様子を見るのではなく、皮膚科で頭皮の状態を確認してもらいましょう。

頭皮の乾燥対策で最初に行うこと

まずは、熱いお湯、爪を立てた洗髪、強いドライヤーの熱を避け、シャンプーを十分にすすぐことから始めます。そのうえで、洗髪後に頭皮用の保湿剤を表示どおりに使い、数日から数週間の変化を確認します。

白髪は頭皮の乾燥とは分けて考え、無理に抜かずにカットや白髪染めで整えます。赤みや強いかゆみ、湿疹、抜け毛などがある場合は、乾燥対策だけで済ませず皮膚科を受診してください。